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​聴く隣人のいるところ
​クリスチャン映画を成功させる会 代表小川政弘

1 988年に創設された、島根県江津市にある私立の全日制ミッション高校「キリスト教愛真高等学校」の、2024年度の1年間を、20年前のこの高校の卒業生である早川嗣(ゆずる)氏が丹念に撮った完全ドキュメンタリー作品で、この6月6日から、ポレポレ東中野ほか順次全国公開されます。
   ドキュメンタリーですので、ストーリーはありませんし、描かれるのは、ファンタジーもアクションもドラマの起承転結もない、純「日常性世界」ですから、約2時間弱(111分)、腰を据えて観るにはそれなりの覚悟(!)が要りますが、観終わったあとでは、それなりの感動があります。それはなんと言っても、そこには“作り物”ではない生身の人間たちの真実の姿が描かれているからです。
    私がこの高校の教育の在り方が、徹底した民主制、平等性に立ち、教師・生徒の垣根を取り払って、どんな小さなことも、大きなことも、一緒になって考え、議論し、実行していく姿です。この姿は、同じ信仰者/求道者の群れである教会にも、教育界でも、あるいはさらに広く企業内でも、地域社会でも、政界でさえも、あるべきかたちではないのかと探られました。

   もう一つのすばらしい要素は、彼らが与えられた創造性を発揮して自ら作詞作曲して歌う賛美歌の美しい歌声です。この作品には、人間の心の叫びである「声」と「歌」が時に静かに、時に叫びとなって如実に収められています。
また、見終わって最初に思ったのは、早川さん、よく1年間も、粘り強く、またこの学校生活の全ての面に渡って、彼らの生きざまを追い続けたなぁという感嘆と敬意でした。

    それはきっと、彼の、母校へのオマージュであり、「愛」であろうと思います。ドキュメンタリーにクライマックスはありませんが、私は3学期の最後に必ず訪れる卒業の時の卒業生代表や、送り出す先生の挨拶の言葉に、心の中で静かで霊的なクライマックスを覚えました。それは、ひと言で言えばやはり「愛」でした。

​ザ・コラール
​聖書で読み解く映画カフェメンバー  桜井 洋司

    イギリス映画『ザ・コラール 希望を紡ぐ歌』を鑑賞しました。

驚いたことに、映画の冒頭、スクリーンに映し出されたヨークシャーの路上で救世軍が演奏していたのは、まさかの「いつくしみ深き」だったのです。寄席から始まり、祈祷会、台湾、そして第一次世界大戦下のイギリスへ。あまりにも鮮やかな主のお導きの連鎖に、もはや驚きを通り越し、静かな感動が胸に満ちていきました。

    本作の舞台は、大戦の戦火が影を落とすイギリス北部。当初予定されていたバッハの『マタイ受難曲』の公演が、「敵国ドイツの作曲家である」という理不尽なナショナリズムによって妨害され、中止に追い込まれます。その代わりに白羽の矢が立ったのが、イギリス人作曲家エドワード・エルガーの傑作オラトリオ『ゲロンティアスの夢』でした。

    この楽曲は、ある一人の老人(ゲロンティアス)が臨終を迎え、その魂が天使に導かれながら神の御前へと進み、やがて永遠の救済へと向かう旅路をドラマチックに描いた典礼的な作品です。

戦況が悪化し、多くの若者や最愛の家族を失った街の人々は、深い悲しみと絶望的な沈黙に包まれていました。彼らにとって、この「魂の死と救済」を歌うオラトリオは、単なる美しい芸術を超えて、まさに「引き裂かれた心から神へと捧げる、文字通りの祈り」そのものとして重なっていきます。ここに本作の最も深い映画的、そして信仰的なプロットがあります。

物語の中盤、エルガー本人が街を訪れ、「オーケストラが小さすぎる」「私のイメージと違う」と上演許可を取り下げようとする過酷な試練(葛藤)が描かれます。

    しかし、寄せ集めの合唱団員たちは屈しません。「今、傷ついたこの街で、この歌を歌うことにこそ意味がある」と、無料の手作り公演として祈るように強行するのです。

大切な人を亡くした痛みを抱える人々が、涙を堪え、互いの声を重ね合わせていくクライマックス。それは単なる音楽の演奏ではなく、人々の「生きる力」と「魂の救済」へと昇華していく、聖霊の働きを体感するような圧倒的な瞬間でした。人間がどれほど不条理な戦火で世界を傷つけようとも、主の愛は音楽という器を通して、人々の魂を蘇らせる。

    振り返ってみれば、寄席の笑いから始まった「いつくしみ深き」の旅路が、この『ザ・コラール』の壮大な救済の歌へと着地した一日は、神様が用意してくださった極上のグランド・フィナーレだったのだと確信します。全編を貫く「いかなる暗闇にも勝る神様の愛」と「復活の希望」に魂が震える、至高のシネマ体験となりました。

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メル・ギブソン監督『パッション』続編、ついに新キリストの姿が初解禁!なんと2部構成!!2027年5月6日
まず1部が公開! 乞う日本公開!!

​キング・オブ・キングス
​DVD化交渉中!!

映画「キング・オブ・キングス」が当初の予定より早く公開終了となりました。そのため、「もう一度観たい」「教会で上映したい」とのご要望を多くいただいております。現在、いのちのことば社ライフ・クリエイションと配給会社ハークとの間で、DVD化および上映権について協議を進めているところです。

どうぞ、この歩みのためにお祈りに覚えていただければ幸いです。

キリスト教映画の公開・配信・DVDの販売・ネット配信に宣伝協力

​クリスチャン映画を成功させる会

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​海外では1年に1本は、キリスト教映画が公開されています。しかし日本では、採算が合わないためか中々公開されません。そこで、キリスト教映画の劇場公開、DVD販売、ネット配信を成功させるために会を作ました。

直接的なキリスト教映画ではありませんが
クリスチャン映画を成功させる会のアドバイサー推薦の映画
アイ・ワズ・ア・ストレンジャー
6/19(金)  TOHO シネマズシャンテほか全国ロードショー
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  「私は一人の“他人”だった」というタイトルで、シリアの女医アミラを主人公に、何人かの”他人”たちのオムニバスが、最後に一つに結び付くという手法で、シリアのアサド政権の圧政を逃れ、死の危険を冒してギリシャに脱出を試みた人々の様々人間模様が描かれています。政権維持のために大統領に忠誠を尽くし、同胞の命を平気で奪う人間たちがいる一方では、一人の命を救うために、見ず知らずの人々を助けるため全てを投げ打つ善意の人々がいる。まだまだ平和の国に住んでいる私には、絶えず死の恐怖にさらされながら、故郷を捨てなければならない難民の人々の姿は、「自分がこの一人だったら」と考えると、本当に心をえぐられるような痛みを覚えました。アメリカで当たらなかったのは、映画がつまらなかったからではなく、このような世界の現実を直視するのに躊躇したからでしょう。同じリスクは日本で公開した場合にも言えると思いますが、私は、島国の中で戦争のない平和を享受している私たちだからこそ、観てもらわなければいけないのでは、と思いました。シリア内戦はひとまず終わりましたが、世界にはイラン、その代理勢力であるレバノンのヒスボラやイスラエル・ガザのハマス、ロシアからの侵略による4年越しの戦争の中にあるウクライナなど、罪のない一般民衆が、塗炭の苦しみをなめている現実がありますし、隣に核を持った中国や北朝鮮の共産主義独裁国家がある日本も、決して他人事ではない時代に生きているのです。
    この映画には表立ったキリスト教色はほとんどありませんが、人々は、戦火の中で、また全く絶望的な脱出行の中で、「神よ 助けて!」と何度も必死に叫びます。たとえそれがキリスト教の神ではなくても、そこには人間が死の恐怖の中で創造者の救いの手を求める真実の叫びと、「人の命は全世界より重いlと言われたイエス・キリストの言葉が、全編を通して静かに流れているように思いました。事実、映画の中でも、アサドの圧政にに抵抗する父親に反抗し、アサドへの忠誠心としてテロリスト容疑者を容赦なく殺していた主要人物の一人である兵士が、ギリギリの決断で「命」を選んだことに、「どんな希望のない状況の中でも、やはり神は人間の良心を呼び覚ますために生きて働かれるのだ」と、信仰者として心から安堵しました。 代表 小川政弘
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