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執筆者の写真Michio Isokawa

映画「君といた108日」(原題 I Still Believe)編 神の恵みとその裏話⑫

更新日:2022年3月3日


この映画は、2020年、11月に日本で公開され、多くの皆様が感動された「アイ・キャン・オンリィー・イマジン 明日へつなぐ歌」を制作したアーウィン兄弟が監督です。

前作と同じようにクリスチャンアーティストが主人公で、ジェレミー・キャンプの実話の映画化です。彼の作った歌「I Still Believe」の制作秘話が描かれていきます。


「アイ・キャン・オンリィー・イマジン 明日へつなぐ歌」の宣伝会議をしていると、配給会社の担当の方が、「実はアメリカでは、アーウィン兄弟が監督した次の作品があるよ。『I Still Believe』といって、観たけど、よりキリスト教色が強く、コンサートの中で癒しを求めるシーンは、理解出来なかった。あの作品は購入出来ないな。でも感動的だったよ.。』との感想でした。それでは、日本公開は難しいかなと半分諦めました。

するとしばらくして、いつもお世話になっているS社の副代表から、「キリスト教映画を購入した会社があるので、是非相談に乗ってあげて欲しい」との電話がありました。

二つ返事でお引き受けし、「ちなみに何というタイトルですか」とお聞きして驚きました。映画名は「I Still Believe」でした。

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気になったのは、購入した理由です。配給会社のI社にお聞きしました。すると、「映画を観ないで、映画名で購入しました」とのこと。購入してから、キリスト教色が強いと感じたようです。映画を買い付けるとき、脚本や監督名だけで購入する場合もあります。先に観ていたら、購入してくれなかったかもしれません。

宣伝担当の会社の方が、一般の方々にも受け入れやすいように「君といた108日」という

素敵なタイトルを付けてくれました。 原題の意味は、「それでも信じています」です。


ジェレミー・キャンプは熱心なクリスチャン。音楽の賜物があり、クリスチャンの大学で音楽活動を始めます。そんな中、彼はメリッサと出会い、二人はあっという間に恋に落ちてしまいます。ある日、メリッサが深刻な病を抱えていることが分かったジェレミーは、彼女のために祈り、コンサートの聴衆に祈りを呼び掛けます。神の奇跡を信じて。2000年10月、ジェレミーはメリッサと結婚。新婚旅行中、メリッサの体に異変が起こります。神に祈り続けるジェレミーは、悩み苦しみ、妻にささげる曲を作ったのです。それが、「I still believe」でした――。

私の周りにも、癌になったり、会社が倒産したり、子供さんが難病になったり、事故に遭って苦しんでいる方がおられます。

何故、神を信じているのに、そんな目に遭うのでしょうか。この映画には、何かヒントがあるかもしれません。


それでも僕は、心から神を信頼します

神は真実なお方だと、聖なることばをそのまま

たとえ姿が見えなくでも 信頼します

たとえ心が迷っても、約束は確かです

たとえ答えが望んだとおりでなくても

あなたのみ心だと

けれども今、

あなたの恵みが、雨のように降り注ぎ

私の指先を伝わって、

心の痛みを、洗い流してくれます

それでも僕は、心から神を信頼します

たとえ姿が見えなくでも

神を信頼します

この曲はアメリカのホット・クリスチャン・ソングス・チャートで5位になりました。また、俳優陣も豪華です。「僕のワンダフル・ライフ」でも共演し10代の主人公たちを演じたK・J・アパがジェレミーを,、ミステリーアドベンチャー映画「トゥモローランド」でジョージ・クルーニーと共演したブリット・ロバートソンがメリッサ役です。この二人がとてもすがすがしいカップルを演じています。

また、フォレストガンプやTVドラマ『CSI:ニューヨークシリーズ』にも出演したゲイリー・シニーズが父親役を演じています。彼が落ち込む息子に、自分の人生は、「試練にあわずに充実した人生だったのではなく、試練があったからこそ充実した人生だった」と、キリストとともに歩んだことの素晴らしさを伝えるシーンがあります。

特に今コロナの影響で苦しんでいる方がおられると思います。しかし彼らのように、最後までイエス・キリストを信頼して絶望しない人生があるのだということを知っていただきたいです。

本当の奇跡とは、病気が癒されることではなく、試練のなかでも彼らのように生きていくことだと思います。また、癒されることの真の意味も教えてくれている気がします。

試写を見たとき、最初は恋愛映画、次に奇跡の映画かと思いました。でも観終わったとき、これこそ、今私たちに希望与える映画だと確信しました。


その中で一番すぐれているのは愛です。(Ⅰコリント 13:13)

恐れないで ただ信じなさい。(マルコ5:36)

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